カーエアコンのメンテナンスについて

カーメンテ向上委員会

ここでは現役のガソリンスタンド店員がカーエアコンのメンテナンスについて解説します。

カーエアコンのメンテナンスの必要性

近年、夏場の気温が非常に高くなっております。

車に乗車中、エアコンを使う方も多いと思います。

しかし自宅のエアコンのメンテナンスはやっても、カーエアコンのメンテナンスをしたことがある人はあまりいないのではないでしょうか?

特に最近、車のエアコンの冷えが悪いなと感じている方はぜひ必見です。

エアコンガスクリーニングについて

【エアコンガスクリーニング】という言葉を聞いたことがある方はいると思います。

カー用品量販店やガソリンスタンドで見たり、聞いたりしたことがあるのではないでしょうか?

この【エアコンガスクリーニング】とは、分かりやすく言うと、

専用の機械を用いて、車両側のエアコンガスを全量抜き、抜き取ったガスをクリーニングし、足りない量のガスをプラスして、新車時と同じ量のガスを充填するメンテナンス方法のことです

この【新車時と同じ量のガスを入れる】というのがポイントなんです。

特にエアコンの冷えが悪いと感じている方はぜひ1度実施していただきたい方法です。

ゆーすけ
ゆーすけ

間違いやすいですが、エアコン内部を洗浄したりすることではないので、匂いなどを取り除く作業ではありません。

なぜエアコンのガスが抜けるのか?

車に搭載されているエアコンのシステムの特徴として、配管類にゴムホースが使われていることと、車の走行中の振動などで、配管のつなぎ目から徐々に抜けていきます。

この辺りは車ならではの事情で、家のエアコンとは状況が異なっています。

エアコンガスの補充ではダメなのか?

一昔前は、車両のエアコンが冷えない場合、【ガス補充】が一般的でした。

しかし、ガス補充には1つ問題がありました。

それは、外気温に左右され、車両の適正量よりも多く補充してしまう場合がある。

ということです。

どういう事かと言うと、エアコンガス自体の内圧が外気温に大きく左右されるため、補充する際に外気温の管理と圧力メーターの管理ができないと、適正量の補充がうまくいかないという事がありました。

施工者の熟練の技術が必要でした。

こういう事案から、メーカーも近年の車両は、基本的にエアコンガスの補充のみを推奨していません。

ボンネット裏のエアコンのコーションステッカーに補充禁止の注意書きが記載されるようになりました。

エアコンガスを入れすぎるとどうなるのか?

先に述べたように【新車時の適正量】というのが非常に重要になります。

いれすぎるとどうなるのか、

結論は【冷えません】

内圧が上がりすぎてうまくガスが回らなくなります。

そのため冷えなくなります。

このような状況を作らない、コンピューター管理のエアコンガスクリーニングはもっとも有効的なメンテナンス方法と言えます。

エアコンガスクリーニングの価格

量販店やガソリンスタンドにもよりますが、概ね7千円から1万円の作業料金と思います。

この料金にはだいたいエアコンオイルの注入も含まれております。

エアコンオイルとは配管のシール効果と、エアコンの動力に使われている、コンプレッサーの潤滑になります。

まとめ

エアコンガスクリーニングはエアコンの冷えが弱いお車に、最適なメンテナンスという事はお分かりただけたと思います。

特に最近の軽自動車は、新車時のエアコンガスの量自体が、非常に少なく設定されています。

そのため、ガス量が少し減っただけで、冷えが急激に悪くなるケースがあります。

定期的にガスの量を点検し、快適なカーライフを送りましょう。

【動画有 税込 取説付】エアコン クーラー ガス チャージ ホース メーター付 自動車用 R134a とカーエアコン用冷媒 HFC-134a セット

価格:2,940円
(2023/9/7 18:44時点)
感想(37件)

デンゲン DENGEN カーエアコン用コンプレッサーオイル あす楽 (HFC-134a用) OG-1040F 取扱説明書コピー付

価格:841円
(2023/9/7 18:45時点)
感想(14件)

にほんブログ村 車ブログへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました